おまとめローンとは?メリットもあればデメリットも

おまとめローンは多重債務者向けの借金の一本化をすることのできるローン商品のことです。

 

借金を一本化することで金利や毎月の返済負担の軽減が期待できるだけでなく、返済期日が一つにまとまることでお金を借りる管理が楽になるなどといった効果もあります。

 

 

具体的に、おまとめローンのメリットとしては、次のようなことが挙げられます。

  • 月に何度もあった支払い日が一つにまとまることでお金の管理が楽になり精神的に楽になる。
  • まとめることで月々の返済負担の軽減が期待できる。
  • 複数あったローンをまとめることで完済までの目標が立てやすくなる。
  • 信用情報に傷をつけることなく多重債務から脱出できる

 

しかし、いいところがある反面、気になる部分やデメリットがあるのも事実です。
おまとめローンを成功させるために、どういった利用をすれば成功するのか、また逆に、どのような利用の仕方だと損をしてしまうのかといったことをあらかじめ理解しておきましょう。

 

おまとめローンを利用して得するのはどういう人?

おまとめローンを利用して得をするのはどういう人なのでしょうか。

 

 複数の消費者金融から借入がある人
複数ある借入がすべて消費者金融という方の場合、1社1社は少額であり適用金利はすべて高金利である可能性があります。ほとんどの消費者金融では、50万円以下など小口融資の場合にはそのカードローンの上限である18%程度での貸付けであることが多く、さらに中小の消費者金融を利用している場合には19.0%や20.0%といった金利であることも少なくありません。

 

適用利率は借入額である程度決まってきますので、1社1社から小分けでお金を借りているケースでは、すべてが高金利になりやすいのです。こうしたケースの場合、おまとめしてある程度まとまった額になったものを銀行カードローンなどでおまとめしますとかなりの金利の引き下げ効果が期待できます。

 

このように、複数の消費者金融から借入があるという方の場合には、おまとめローンを利用することで大きなメリットを得られる可能性が高いです。

 

 今よりも低い金利でおまとめすることができた人
例えばすべてが消費者金融からの借入でなくとも、まとめることで今より低い金利で一本化できた場合にはお得になる可能性があります。

 

一つ一つの借入は50万円以下の少額であっても、まとめることで100万円以上など高額になる場合、銀行カードローンの上限金利は14.5%程度ですが、100万円を超えますと金利は審査によっては10%以下で借りられる可能性があるのです。

 

おまとめローンでよくある失敗

おまとめローンはいいことばかりではありません。
利用することのデメリットもやはりあります。

 

以下に挙げるのはおまとめローンでよくある失敗についてです。

 

 金利や月々の返済額が減ったのに総返済額が増える?
実は、おまとめローンでは金利や月々の返済額が減ったのにもかかわらず総返済額が増えるケースがあります。通常、金利が減れば総返済額も減るのでは?と思われるかもしれませんが、おまとめするにあたり、返済期間を長くして月々の支払額を減らすと総返済額が増えることがあるのです。

 

例えば4社から借入があり月々それぞれ1万円ずつ、4万円返済していたとします。おまとめすることで月々の支払い額を2万円にした場合、月々の支払いはかなり楽になりますが、その分返済期間は長くなります。

 

このように、もしおまとめすることで多少金利が低くなったとしても、返済期間が長くなれば最終的な支払い利息は増えてしまい、総返済額では前よりも損をしてしまうというケースは実は少なくないのです。

 

しかし返済に行き詰まって返済できなくなってしまうよりは、多少総返済額が増えたとしても返済を続けられるほうがメリットがあるとも言えます。重要なのは、こうしたデメリットを理解したうえで利用することです。

 

 審査が厳しくて借りられない
おまとめローンというのですから、複数借入があることが前提のローンではあるのですが、おまとめローンの審査というのは厳しい傾向にあり、借りられないといったケースも多いです。

 

おまとめローンはそもそも多重債務者が利用することが前提のローンですが、多重債務者は金融機関にとっても貸し倒れになるリスクの高い顧客です。そのローンを低金利で一手に引き受けるおまとめローンは通常のローンよりもやはり審査が厳しくなります。

 

2〜3社であれば一般的には問題ないとされていますが、4社、5社と数が多いと審査に通るのが難しくなっていきます。

 

 全額をおまとめできない
カードローンでのおまとめの場合、審査の結果によっては全額のおまとめができない場合もあります。例えば総額で150万円になる借入のおまとめをしたいと低金利な銀行カードローンに申込をしたものの20万円しか限度枠がもらえない、なんてこともあります。

 

口コミでみてみるとこうしたケースは珍しくないようです。

 

確かにすでにそれだけ高額な借入がある場合、おまとめだからといってさらに高額な融資をするということは金融機関にとってもリスクが高いことです。この場合、もしいまある借入よりも低金利で借りることができたのであれば、少額であっても一部借り換えをしてしまったほうがいいでしょう。返済実績を積むことで、今後増額してもらえる可能性があるかもしれません。

 

ただし少額なので今ある借入とそんなに金利が変わらないという場合には、そちらで借り換えをしてもあまり得になることもないですので、そちらでの借り換えは少し考えたほうがいいかもしれません。

 

借金が減るわけではない

おまとめローンを利用して金利の低いローンでまとめられれば、月々の支払負担の軽減も期待できるわけですが、ここで注意したいのがおまとめローンを利用したからといって借金自体が減るわけではない、という点です。

 

おまとめして返済総額が減る、と聞くと、まるで借金が少なくなるような印象がありますが、単に利息が減るというだけで、借金の総額自体はおまとめローンで減ることはありません。複数社から1社に借金がまとまっただけなのです。

 

月々の返済負担が減ったことでついついまた新たな借入をしてしまう方もいらっしゃいますが、借金が減ったわけではない、ということを忘れてはいけません。

 

おまとめローンに成功するために

おまとめローンに成功するためには、まずおまとめローンがどういったローンなのか、そして利用することでどのようなメリットがあって、デメリットがあるのかを理解しておくことが必要です。

 

ある程度のデメリットは受け止める

おまとめローンのデメリットはいくつかありますが、そんなことよりほんとうに一番困るのは返済に行き詰まってしまい返済できなくなってしまうことです。そうなってしまえば債務整理、また状況によっては自己破産という可能性も出てきます。

 

信用情報に傷がついてしまえばその後数年はローンが組めなくなってしまいます。
そうした状況を回避するためにもおまとめローンを利用しましょう。

 

返済期間を長くしてしまえば最終的な支払い利息は増えてしまい、返済総額もおまとめ前より増えてしまうこともありますが、信用情報に傷がついてしまうよりはましです。増えてしまった利息分は、月々の返済で余裕があるときに繰り上げ返済をしていけば減らしていくことも可能です。

 

早めの段階で申込をする

また申込をするタイミングも重要になります。
借入件数が多くなればなるほど、おまとめローンの審査に通るのが難しくなります。

 

ほんとうに返済に行き詰まり始めてからおまとめローンを利用するのではなく、おまとめローンの検討は他社借入3件のあたりから始めておきましょう。